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言葉は、自分で世界を成しています。言葉の住む国としてです。
そこには、青い空があり、白い雲があり、丘には花が咲いています。
言葉の国には、万物が存在し、そして、問いが問われています。
花とは何か、なぜ花が存在するのか、存在とは何か、なぜ存在が存在するのか、問いは
多様に問われ、記述されます。
われわれは言葉の国に住み、言葉を通して世界を眺めます。
花という見えない差異の升目を通し世界を眺め、そして、記述します。
花が在る、と、花など存在しないのに、あたかも存在しているかのようにです。
梅 桜 松 杉
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