花がある、という記述が、存在に対し何かを記述することはありません。
述語で主語の存在を記述しても、述語の記述にかかわらず、言葉が存在すれば
それだけで、主語で表される対象はすでに存在しているからです。
花という言葉が存在するから、花が存在します。
そのすでに存在している花に対して、述語で、あると記述しようと、ないと記述しようと、
言葉の国の花の存在に影響を与えることはありません。
花があるという記述は、存在に対し、あるがある、という記述に終わります。
あるがあるでは、存在の記述は、やはり、困難です。