私に物事を正しく判断する能力があるのかどうか
いつもそのことが頭の片隅にあったような気がする
10個のリンゴを5人で分ければ、1人2個になる
これは合格だろう、私には正しい判断ができる
では、10個のリンゴを3人で分ける場合はどうか
1人3個で、1個余る
その1個をナイフで切り、1人3個と1/3個
算数のテストだと正解になる
私は算数的には、正しく判断ができる能力があることになる
10個のリンゴを3人で分ける方法は、現実的には多くある
1個捨ててしまえば残りは9個で、1人3個で問題はない
算数的には不正解でも、現実的には正解だったりする
歴史という現実は、10個のリンゴを
力のある者が6個取り、次の者が3個とり
残りの者が1個だということを教えてくれる
10個のリンゴの分配、物事の正しさも一筋縄ではいかなかったりする