t が太郎の時間で、T が花子の時間です。
ルートの中の数式は、1より小さいので、t を基準にすれば、T は t より小さくなります。
太郎の60分が、花子の36分だというようにしてです。
いま、太郎のロケットから、花子のロケットが、光速の80%の速さで遠ざかっているとします。
太郎の慣性系から記述して、花子のロケットが光速の80%の速さで遠ざかっています。
出来事は、太郎の慣性系での出来事です。
でなければ、速さ v が、花子の時間に影響を与える訳もありません。
花子の時間が、太郎から遠ざかる速さ v に支配されては、花子はいい迷惑です。
花子の時間は、花子が支配しなければなりません。
筋としてです。
もし、私が花子だとすれば、そう考えるはずです。
なぜ、太郎から遠ざかる速さで、私の時間が決定されるのかと。