t √( 1-v^2/c^2 ) =T
 

t が太郎の時間で、T が花子の時間です。

ルートの中の数式は、1より小さいので、t を基準にすれば、T は t より小さくなります。

太郎の60分が、花子の36分だというようにしてです。

いま、太郎のロケットから、花子のロケットが、光速の80%の速さで遠ざかっているとします。

太郎の慣性系から記述して、花子のロケットが光速の80%の速さで遠ざかっています。

出来事は、太郎の慣性系での出来事です。

でなければ、速さ v が、花子の時間に影響を与える訳もありません。

花子の時間が、太郎から遠ざかる速さ v に支配されては、花子はいい迷惑です。

花子の時間は、花子が支配しなければなりません。

筋としてです。

もし、私が花子だとすれば、そう考えるはずです。

なぜ、太郎から遠ざかる速さで、私の時間が決定されるのかと。

 

誤解は、花子の慣性系を太郎が考慮しなかったことにより生じます。

花子の慣性系が、太郎の慣性系に影響を受けることはありません。

では、特殊相対性理論の数式は何を記述しているのでしょうか。

数式は、太郎の慣性系から記述される花子の慣性系での出来事を記述します。

太郎の慣性系から花子の慣性系での出来事を記述すれば、太郎の慣性系が

遠ざかっている出来事が、花子の慣性系での出来事でなければなりません。

太郎の慣性系から花子の慣性系を記述すれば、太郎が遠ざかっています。

基準は t ではなく、T です。

花子の時間が短くなるのではなく、太郎の時間が延びるのです。

12時ちょうどに出合った二隻のロケットの1時間後、どちらのロケットも1時を示します。

それを、太郎が記述すれば、花子は、太郎の時計が1時40分だと思って行動

していると記述されるのです。


慣性系と慣性系は、共動座標として直交しています。

ですから、比だけが記述されます。

x √ (1-v^2/c^2 ) = X

y √ (1-v^2/c^2 ) = Y

として座標変換され、マイケルソン=モーレーの実験は、縦に長い楕円ではなく、

横に長い楕円として記述され、光は楕円の焦点に同時に帰ってきます。

プログラムは、そう記述され、ですから、プログラムだけが記述可能な世界としてです。
 
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