いま、机に座り、鉛筆でノートに、A点からB点へ、一本の直線を引いたとします。
その軌跡は、ノートの上に、線分ABとして残されます。
物質が、物質の上を動いた軌跡としてです。
次に、空間です。
私にとって、ノートの上の空間の長さと、鉛筆の軌跡の線分ABとは一致しますので、私にとって、
鉛筆の空間を動いた距離は、線分ABで表されます。
ですが、地球は、宇宙空間を動いていますから、宇宙空間から記述される鉛筆の空間での
軌跡は、線分CBで表され、椅子に座る私の軌跡は、線分CAで表されます。
さて、保存則です。
鉛筆が、椅子に座る私より、線分ABだけ多く動いたという現実は、保存されなければ
なりません。
論理として、何があってもです。