いま、12時ちょうどに、太郎のロケットと花子のロケットが、光速の80%の速さで出合ったとします。
太郎のロケットで1時間後、花子のロケットの時計は、特殊相対性理論によれば、12時36分を示します。
ですが、速さは相対的な出来事ですから、花子を基準として記述すれば、花子のロケットで1時間後、太郎の
ロケットの時計は、12時36分を示さねばなりません。
12時に出合った2台のロケット、太郎の時計が1時を示したとき、では、花子の時計は現実において何時を示して
いるのでしょうか。
特殊相対性理論は、その現実を記述することがありません。
特殊相対性理論は正しい理論であり、カーナビなどに実用として応用されています。
であれば、太郎と花子の時間も記述できなければなりません。
一般相対性理論を持ち出すことなく、特殊相対性理論の範囲でです。