いま、この瞬間が、存在しています。
この瞬間は、150億光年という大きさの宇宙のどこでも、この瞬間でなければなりません。
この瞬間は、次の瞬間に変わります。
次の瞬間も、150億光年という大きさの宇宙のどこでも、次の瞬間でなければなりません。
では、この瞬間という時間はどこに消え、次の瞬間という時間はどこから現れるのでしょうか?
宇宙の右から左へ向かって、時間が流れるということはありません。
中央から外に向かって、流れるということもありません。
かつ消え、かつ現れる時間、そんな無茶苦茶な存在は存在することはありません。
認識の、ミスです。
パソコンという時代に合うよう例えれば、存在という変化することのないハードウエアの上に、
ソフトウエアというプログラムが記述されロードされた風景が、いまこの瞬間という宇宙の風景です。
その風景の有り様を、特殊相対性理論が記述します。