囲碁や将棋という世界が存在します。
どちらの世界も、一定のルールの上に存在する世界です。
そのルールは、囲碁と将棋では異なりますが、ルールとしての条件は同じです。
矛盾を記述しないという条件です。
たくさんのスポーツやゲームが存在します。
そこには、一定のルールが記述され、その上にすべて成り立っています。
ルールが矛盾を記述しなければ、どんなスポーツもゲームも成り立ちます。
成り立つのは、もちろん、スポーツやゲームばかりではありません。
理学、工学、法学、経済学、学問の世界においても同様です。
ゲーデルの不完全性定理を、矛盾を記述しない系は存在することが可能だ、
と理解するならば、まさにこの存在が、そうゆう存在です。
矛盾を記述しなければ、なんだって、存在できるというこの存在、矛盾が露呈するまで存在が
可能なこの存在、いま、多くのプログラムが存在し、ロードされています。
バグるまでは、存在が可能なプログラムとして、バグらなければ、自己増殖するプログラムとしてです。
論理という、ハードのその上に。