アキレスの前方1mに、一匹のカメがいます。

いま、アキレスは亀に追いつこうと、その1mの地点まで歩きます。

カメは追いつかれるのが嫌で、その間に、50cm逃げます。

アキレスは、また、その50cmの地点まで歩きます。

その間にカメは、また、25cm逃げています。

アキレスは、また、25cm歩きます。カメも、また、12.5cm逃げています。

0,00000000000000000000000000000・・・1cm

と、小数点以下いつまでも 0 が続き

アキレスは、いつまでもカメに追いつけないというパラドクスを、ゼノンが記述しています。
 
 
プログラムは、矛盾の存在を許しません。

ですから、ゼノンのパラドクスの存在も許しません。

アキレスとカメのパラドクスは、点の存在を認める限り、パラドクスとして残されます。

たとえ、よく記述されるように、時間という概念を用いた無限級数で答えを記述しても、

それは、解決ではありません。

ゼノンは、時間においても、瞬間を問題としていました。

時間を用いた解法は、時間の連続的な流れを前提とし、それは、ゼノンの意ではありません。

ゼノンは、0.000000000000000000000・・・1秒も、

問題としているからです。
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